ついちはら陽子 通信(2022夏号 vol.12)

ついちはら陽子通信vol.12議会

ついちはら陽子 通信(2022夏号 vol.12)を発行しました。

通信vol.12は、こちらからダウンロードをお願いします。

厚生労働省は、全国に社会的に養護の必要な子どもたちが約4万2千人いると発表しました。そして、虐待相談件数は、児童虐待防止法施行前の平成11年度(11631件)から令和2年度(205044件)と、約18倍に増えています。

養護されている子どもの約6割は虐待を受けています。

福岡市でも、令和3年度に関係機関で相談を受け、虐待と判断して対応した件数は3767件。令和2年度より686件増え、5年連続で過去最多の状況です。

※児童虐待防止法は、平成12年度に施行。

8月上旬、福岡市東区にある福岡育児院を見学させていただきました。この施設は、様々な保護者と一緒に暮らすことができない子ども達が、家庭に近い環境で安心して過ごせるよう支援を行っています。現在、39名の子ども達がここで暮らしています。

里親制度への積極的な取り組みなどで、低学年の入所者数は減少傾向にありますが、ショートステイ(一時保護)については、約3件に2件は対応が難しい状況です。

福岡市では、令和3年度の虐待相談のうち1197名が一時保護、約2500件は家庭内で対応となっています。

これらのことから、ショートステイ(一時保護)不足の可能性が、非常に高いと考えられます。

今後、ショートステイ(一時保護)の調査・検討を行い、全ての子ども達が安心して暮らせる福岡市を目指して尽力してまいります。

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